その位(くらい)に素して行う☆
5月のテーマは「その位に素して行う」です☆
今月もともに学びましょう。
≪君子は其の位(くらい)に素して行い、
其の外(ほか)を願わず≫
――孔子の孫、
子思(しし)が著した
『中庸(ちゅうよう)』
にある言葉である。
立派な人物は自己に与えられた環境の中で、
運命を呪ったり不平不満を言ったりせず、
精いっぱいの努力をし、
それ以外のことは考えない、
ということである。
さらに本文はこう続く。
≪富貴(ふうき)に素しては富貴に行い、
貧賤(ひんせん)に素しては貧賤に行い、
夷狄(いてき)に素しては夷狄に行い、
患難(かんなん)に素しては患難に行う。
君子入(い)るとして自得せざる無し≫
裕福で地位が高い時も、
貧しくて地位が低い時も、
辺鄙(へんぴ)な地にいる時も、
苦難の真っ只中にある時も、
驕(おご)らずへこたれず、
その立場にある者として最高最善の努力をする。
君子はどんな環境にいても悠々自適である、
と『中庸』は教える。
総リード「特集 その位に素して行う」 より
「その位に素して行う」
私も好きな『中庸』の言葉です。
特に…
「貧賤に素しては貧賤に行う」
「患難に素しては患難に行う」
は…
実際に苦しい時や辛い時には
いつもこの言葉を思い出し
どんな時も
「笑顔」
でいることを徹底するよう努めています。
苦しい時に
「笑顔」
でいることは
…
初めは本当に辛いです。
でも
「成功するから幸せではなく幸せになるから成功する」
という言葉もありますように
「幸せだから笑顔になるのではなく笑顔であるから幸せになる」
ということなのかな
と
そう実感する今日この頃なのです♪