あなたの心を軽くする「ことばのはね」

あなたの心を軽くする「ことばのはね」のブログです。

断つを決める

何かを決めないといけない場面

よくありますよね?

 

「レストランで何食べよう?」

「今度の休みは何しよう?」

「財布は長財布にするか?二つ折にするか?それともガマ口か?」

といった日常的なものから

 

「来年度の事業方針はどうすべきか?」

「結婚をするべきか?(離婚をするべきか?)」

「緊急事態宣言を取り下げるのかどうか?」

「オリンピックをやるべきか?」

など

決めるのが簡単ではないものまで

いろいろありますし

その場面、場面で

決めてきていますよね?

(または決めないと決めている)

 

その決める、という言葉に

「決断」

ってありますよね

 

この語源は

昔の中国にさかのぼるようです。

 

昔の中国は洪水に悩まされていて

長年かけてようやく

堤防をつくることができ

治水に成功したようです

 

しかし、

あるとき大洪水が起きてしまって

川が氾濫してしまった

 

その時の王が

氾濫した川の近くにたくさんある村のどこかの堤防を崩して

水の逃げ道をつくることで解決を図った

 

その

どの村の堤防を崩すのか

を決めたところから

「決断」

が生まれたそうです

 

似たような言葉に

「判断」

もありますが

こちらはどちらかというと

決めるための材料を集めて

そこから合理的に決める

というニュアンスのようです

A案のほうがいいか?

はたまた

B案のほうがいいか?

というイメージ

 

「決断」

は何を断つべきかを決める

しかも

割とヘヴィーな課題解決のときに使われる

と考えます

 

語源の話がまさにそうですよね

人の命が関わるわけです

 

いま、まさに様々な場面で

決断に迫られることがある

起きていると思います

 

人命まで関わるような重大な決断をする場面は

そうそうないと思いますが

決断の際には

それだけの覚悟をもって

臨まなければならない

そう思います


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