あなたの心を軽くする「ことばのはね」

あなたの心を軽くする「ことばのはね」のブログです。

あかいだき☆

5月のテーマは「その位に素して行う」です☆

今月もともに学びましょう。

栗山:

「あかいだき(赤猪抱き)」

が示しているのは、

当たり前のこと、

正しいこと、

世の中のためになる事を行うものは、

すぐには世間から褒められたり

認められたりしないものであるということ。

それどころか、

よいことをするとかえって憎まれ、

悪口を言われたり、

ひどい目に遭ったりする、

そういう人の世の難しさを教えています。

「袋背負いの心」

を実行していくと決意したなら、

何人(なんびと)に認められずとも、

あるいはそのために憎まれ嫌われても、

時に死さえも覚悟して

黙って進んでいかなければならないのです。

否、

真に

「袋背負いの心」

を体現する道に入ったならば、

途中でその道から外れることは

到底できないとも私は思います。

致知2012年5月号(致知出版社)」

「師に学んだ『古事記』の心、日本の心」

ジャーナリスト 栗山要 より

この文章を読んで

私は相田みつをさんの次の詩を思い出しました。

「道」

長い人生にはなあ

どんなに避けようとしても

どうしても通らなければ

ならぬ道ーーー

てものがあるんだな

そんなときはその道を

黙って歩くことだな

愚痴や弱音を吐かないでな

黙って歩くんだよ

ただ黙ってーーー

涙なんか見せちゃダメだぜ!!

そしてなあ その時なんだよ

人間としての いのちの根が

ふかくなるのは……

私も信じる「道」を

ひたすらにスタスタと歩んでいきたいと

そう思います!

ちなみに…

「あかいだき」

とは…

求婚の旅の末

八上比賣(やかみひめ)が結婚相手として選んだ

大國主命(おおくにぬしのみこと)

に嫉妬したきょうだい神である

八十神(やそがみ)たちが

その嫉妬と恨みから

大國主命

「赤猪退治」

を命じて

「赤猪」ではなく

「真っ赤に焼いた大きな石」

をぶつけて大國主命を殺してしまった

というお話です。

私も毎月『古事記』を学ぶ

「しながわ華都子塾」

こちらで使用しているテキストが

まさにこの栗山さんが編集されている

阿部國治先生の

『新釈古事記伝

です。

【注意!】

『新釈古事記伝』は書店では販売されておりません。

本の注文に関しましては

コチラ

をご参照下さい。

クリックで救える命がある。

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