刀☆
5月のテーマは「その位に素して行う」です☆
今月もともに学びましょう。
中條:
我われは軍人だったから刀を持っていたでしょ。
だけど、
それは敵を切るものにあらず、
己の邪心を切るものだ。
そのために身につけているんだと常々教わっていました。
つまり、
刀を見て自分自身の心と真剣に向き合うわけですね。
一人でいる時、
己を慎まなければいけないという戒めですよ。
「対談 一筋の道を歩む」
刀剣作家 宮入法廣
武道の「武」
という字は
「戈(ほこ)を止(おさ)める」
という意味からきているそうです。
つまり
「武とは戦わないこと」
なんです。
『孫子』に
「百戦百勝は善の善なるものに非ず。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」
…とあります。
実際に直接戦うのは二番目であり
相手の戦意を喪失させるほどの
「品格」
こそ
「武」
であり
それを極める道が
「武道」
である
ということですね♪