あなたの心を軽くする「ことばのはね」

あなたの心を軽くする「ことばのはね」のブログです。

術前・術中・術後の心得☆

6月のテーマは「知識・見識・胆識」です☆

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――手術に臨まれる時は、

どんなことを心掛けておられますか?

佐野:

まずは手術前の下準備ですね。

事に当たる前に、

手術がどんなふうに進んで、

どのあたりで難しくなるかといったことを考える。

だから易しい症例でもちゃんと絵を描いて、

チェックポイントを頭の中に置いた上で臨んでいます。

――毎回そうされているのですか?

佐野:

はい。

昔はなんとなく頭の中で考えて、

という人が多かったけれども、

私が

「絵を描かなければダメだ」

と常々言ってますから、

いまではほとんどの人が描いてくれるようになりました。

それと、

絵に描くことのもう一つの利点は

「いや、

実はこんなふうに思っていたんだよ」

と、

後で言い訳ができなくなることです。

合っていれば合っている、

間違っていれば間違っている。

そうすると、

自分の反省にもなるでしょう。

あぁ、

これだけずれていた。

ここはこうしたほうがいいんだな、

というのが分かるから、

次回に修正することができる。

どんな症例でも絵を描いてから臨まなければ、

手術はなかなかうまくなりません。

それから術後に自分のビデオを

「他人の目」

で見ることも大切です。

ほとんどの外科医は、

自分はもの凄く腕がいいと思い込んでいるんですよ。

だけど自分のビデオを早送りせず、

通常の速度で観ると、

何をもたもたやっているんだとほとんどの人が感じると思う。

――自分自身とも厳しく向き合わないといけませんね。

佐野:

だからまず、

己を知らなければ。

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」

ですよ。

致知2010年6月号(致知出版社)」 

我が手術の極意「独坐大雄峰」

藤田保健衛生大学名誉教授 佐野公俊より

これまでに3000例以上もの

動脈瘤クリッピング手術を行った

「神の手」を持つと言われている佐野先生。

本当にこういう凄い方というのは

「当り前」のことをさらっとやられていますよね♪

( =゚ω゚)ノ( =゚ω゚)ノ

でも…

その当り前のことを継続することが難しく

そこにすべての「成功の要因」があるんでしょうね♪

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