不善を見て退くる☆
6月のテーマは「復興への道」です☆
今月もともに学びましょう。
伊與田:
(中国古典『大学』より)
「不善を見て退くる能わず、
退けて遠ざくる能わざるは過ちなり」
「人の悪(にく)む所を好み、
人の好む所を悪む。
是を人の性に拂(もと)ると謂(い)う。
災(わざわい)必ず夫(そ)の身に逮(およ)ぶ」
と続き、
人が不善を働くのを見て退けることができなかったり、
退けても遠ざけて関係を断ち切ることができないのは、
上に立つ者の過失である。
また、
自分の気ままに、
人の憎むところを好み、
人の好むところを惡むというのは、
人の本性に逆らう自己中心的な行為であり、
必ず災いが降りかかるとも説かれています。
[巻頭の言葉]義を以て利と為す
論語普及会学監 伊與田 覺 より
「悪」だとは知らずに
「悪」を行ったから許される
…というものでもないかと思いますが
「悪」と知りながら
それを続けてしまう
ということがあれば
その人は
人の上に立つことはできない
という大切な教えですね。
「あまのじゃく」
という方もいらっしゃるかとは思いますが
でも
一般の方が好むもの
一般の方が嫌うもの
ここに関しては
「素直な心」
を持って共有できないと
「災い」
になって返ってきてしまう
ということですね。
「組織の長」
ということに限っていえば
絶対に外せない
重要なことだといえますね!
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