あなたの心を軽くする「ことばのはね」

あなたの心を軽くする「ことばのはね」のブログです。

袋背負いの心☆

5月のテーマは「その位に素して行う」です☆

今月もともに学びましょう。

栗山:

ここに私が生涯の宝として大切に保管している書があります。

「切散八俣遠呂智

(きりはなつやまたのおろち

負袋爲従者率往

(ふくろをしよいともびととなりていきき)」

意訳すれば、

八俣遠呂智(八岐大蛇:ヤマタノオロチ)のような生き方を遠ざけ、

袋を背負い、

従者となり、

人生を歩いていこう」

となります。

これは私に『古事記』の本質を説いてくださった

恩師・阿部國治先生の信条を示す言葉です。

東京帝国大学法学部を首席で卒業され、

将来を約束されていた阿部先生は、

八俣遠呂智のような権力者の生き方と決別して、

大國主命(おおくにぬしのみこと)のように、

人々の苦労が詰まっている袋を背負って、

世の中の下積みになるような仕事をしていこう」

と決意されたのです。

この「袋背負いの心」こそが

古事記』が我々に説き示してくれている本質であり、

日本人の原点、

大和心の神髄なのです。

致知2012年5月号(致知出版社)」

「師に学んだ『古事記』の心、日本の心」

ジャーナリスト 栗山要 より

私も毎月学ぶ

「しながわ華都子塾」

こちらで使用しているテキストが

まさにこの

阿部國治先生の

『新釈古事記伝

です。

この「袋背負いの心」から

学び始めましたが

先般の東日本大震災以降

日本人にとって本当に取り戻すべき

大切な心が

この

「袋背負いの心」

だと

そう思います!

【注意!】

『新釈古事記伝』は書店では販売されておりません。

本の注文に関しましては

コチラ

をご参照下さい。

クリックで救える命がある。

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