徳は本なり 財は末なり☆
11月のテーマは「人生は心一つの置きどころ」です☆
今月もともに学びましょう
中国古典の『大学』に、
「徳は本なり、財は末なり」
という言葉があります。
これは『大学』に限らず東洋思想の根幹をなす考え方です。
道はもともと天地宇宙のルールを表します。
そのルールを人が素直に受け入れ、
実行した時に、
その道は徳になるのです。
財という字の「貝」はもともと貨幣の代わりに使われていました。
これに「才」がついて財となりますが、
「才」には働きという意味とともに「わずか」という意味もあります。
つまり財というものは全体からするとわずかな存在であり、
本末でいえばあくまでも徳が本なのです。
これは才に木偏の付いた「材」についても同様です。
単に才能があるだけでなく、
徳の勝っている人が人物と呼ばれて一目置かれるのは、
そういう背景があるのです。
[巻頭の言葉]水到れば渠成る
論語普及会学監 伊與田覺 より
「徳」が本で
「財」が末
「人徳」こそが根幹で
「人財」はその下
…
ということはよく理解できます!
「才」という字に「わずか」という意味があるとは知りませんでした
「わずか」だから「貴重」という意味もあるのでしょうが
言葉の意味もきちんと抑えて
古典を学ぶのは…
私にはとても楽しいものです!
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