あなたの心を軽くする「ことばのはね」

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母という存在☆

6月のテーマは「新生」です☆

(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚(。_。(゚ω゚ )スペシャルウン

東京大空襲の当日)

そのうちにある場所で、

人が集まっているのを目にしました。

見ると若いお母さんが死んでいるんですが、

その路地の突き当たりが石塀で、

どこにも進めない所へ入っちゃったんですね。

前にも後ろにも行けなくなって、

結局子供だけでもお母さんは守ろうとしたんじゃないでしょうか。

素手で穴を掘ってね、

その穴へ子供を埋めて、

自分の体で蓋をして……。

その子は死んでいます、

もちろん。

死んでいましたが、

お母さんのおかげで非常にきれいな遺体でした。

お母さんの背中は焼け焦げてもう真っ黒……。

それを覗いて見た瞬間、

僕は説明を聞かなくても事情がすぐに呑み込めました。

その時に初めて人間に戻ったんじゃないですか。

ワーッ!

て泣いたんですよ。

他の人がびっくりして

「あんたの知ってる人か」

と聞くから

「知らない人じゃ泣いたらいけないのか」

と怒鳴って、

ワアワアワアワア泣きじゃくりました。

あの時、

なぜ泣いたかといえば、

自分の母親のことを思ったからです。

どうせ助かる見込みはないのに、

穴を掘って子供を埋め、

自分の体で蓋をしてる。

これがお母さんというものかと思ったから

涙が出たんでしょう。

致知2011年6月号(致知出版社)」

人間は二度生きなければならない

戦災孤児と震災孤児・懸命に生きる者たちへのメッセージ

作家 西村滋 より

「母は強し」

…とまとめるのにも気がひけますね。。。

「母」という存在は

本当に偉大ですね

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