あなたの心を軽くする「ことばのはね」

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忠恕(ちゅうじょ)のみ☆

8月のテーマは「知名と立命」です☆

今月もともに学びましょう。

伊與田:

「子曰(のたま)わく、

参(しん)や、

吾(わ)が道は一以て之を貫く。

曽子曰(い)わく、

唯(い)。

子出ず。

門人(もんじん)問うて曰(い)わく、

夫子(ふうし)の道は、

忠恕(ちゅうじょ)のみ」

先生(孔子)がおっしゃった。

「参(曽子の名)よ、

私の道は一つの原理で貫いているよ」。

曽先生が

「はい」

と歯切れよく答えられた。

先生は満足げに出ていかれた。

他の門人が

「いまのはどういう意味ですか?」

と問うと、

曽先生が答えられた。

「先生が貫いてこられた道は、

誠と思いやりだと思うよ」。

本物というのは言葉では伝えきれないものです。

商売にしても技術にしても、

自分が会得したコツを伝えることは容易ではありません。

本物というのは言葉を越えて通じるものなのです。

致知2012年8月号(致知出版社)」

[巻頭の言葉]克己復礼

論語普及会学監 伊與田覺 より

「誠」とは

「言」ったことを「成」す

と書くくらい

うそもない「まごころ」のことですね。

それを表している

「忠」も

真ん「中」にある「心」

と書きますよね。

「思いやり」を表す

「恕」は

別のところで

「己の欲せざる所を人に施すなかれ」

と説明されています。

「自分のいやなことは人にするな」

という『論語』の中でも有名な一節ですね。

孔子さんのたくさんの言葉が『論語』の中に収められていますが

その基本はこの

「忠恕」

でできている

というのもなかなか納得!

ですよね♪

クリックで救える命がある。

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